年末から続けている実家の片付けも、そろそろ佳境。

さっさとやり終えてしまいたいのに、思い出の品や写真の処分はつい立ち止まって時間がかかる。

そんなわけで、私のセンチメンタルシリーズ第二弾。



今回大いに立ち止まってしまったのは、母方の祖母のレース作品たち。

015
機械織りでなく、全て祖母の手編み。
かぎ針たった一本で、丹念に編み上げた作品だ。
016
どれもとても大きくて、スマホの画像ではうまく収まりきらず、
017
これで↑直径2メートルくらい。

にほんブログ村テーマ レース編みへ
レース編み

母方の祖母は、生け花の師範で生徒を抱えていたし、私の七五三の着物の仕立ても手製でしてくれたことを覚えている。きっと、戦前の女性の手習いと言われていたようなことは、ひと通り身についていた人だったと思う。

明治生まれの祖母は、戦前戦中を波乱万丈で生き抜いて、そして戦後、私が生まれた頃はすっかり落ち着いて生け花を教えていたけれど、当時の祖母の家は複雑な家庭環境だった。

それからさらに後年、祖母はレース編みを始めた。

時々祖母のところへ遊びに行くと、作業中のレースが置いてあった。

当時は何とも思わず見ていたけれど、今考えると色々なことが胸に去来する。

パッチワークや毛糸の編み物など、全く比較にならない細かさである。
その上これほど大きな作品を、幾つも幾つも祖母は作り続けた。

作ったものは、人にあげていた。
殆どは母が貰っていたと思うが。

売るとか、展示会で披露するなどということは一切なかった。

どれほど膨大な時間を、独りで黙々と作業していたのだろう。
018
その膨大な時間を思うと、とてつもなく切ない。


それなのに、残念ながらマンション住まいの私では、有効活用することが出来ない。

チャリティーやバザーなら、安価で誰かに譲れるかもしれないと思うけれど、残念ながらそういうツテがまるでなくてわからない。




そんな時は、こうやってブログで紹介して、私なりの自己満足を遂行する。






そういえば祖母の家に突然遊びに行っても、家中塵ひとつ落ちていなかった。

母は、その家のことを時折『洋館が・・・』と言っていた。

そういう、それなりの、家だった。

そんな広い家にも関わらず、祖母は、掃除機を持っていなかった。

買えなかったのではなく、買う必要がなかったのだろう。

昔の人は、便利な家電に頼ることなく清潔を保っていたのだ。

家の中は常に全てが祖母らしく、清廉で整然としていた。

そして、私達孫にはひたすら優しいおばあちゃんだった。




それにしても、気が遠くなるほどの長い時間を、作業に没頭して過ごしたに違いない。そうするしかなかったのだろう。。。




今なら、インターネットがある。


祖母がインターネットを使える環境に生きたなら、どんなことをしたのか見てみたい気がするけれど、私のぐーたらな生活ぶりを見たら、何というだろうか・・・



あの祖母なら、きっと怒らず、ニコニコして「いいねえ♪」と言ってくれる気がする。


にほんブログ村テーマ やさしいきもちへ
やさしいきもち     今の気分デス☆

思い出

断捨離できないもの、残したいもの


お読み下さり感謝です。 


人気ブログランキングへ



クリック頂けると更新の励みになります(*・ω・)ノ 



50歳代ランキング

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代 自分らしさへ にほんブログ村 主婦日記ブログ 50代主婦へ