先日、実家の片付けでピアノを処分した。

私が幼い頃に買ったものだから、もうかれこれ50年近く前に購入したものとなる。

ピアノのレッスンは、一応高校を卒業するまで続けたけれど、夢中になって弾いていたのは小学生まで。中学生で既に飽きて、高校生になってからは、親に「もうやめたい」のひとことが言えなくて続けたに過ぎない。



ピアノを子に習わせることは、当時の流行りだったように思う。


ある日、私が幼稚園から帰宅すると、母が得意げな顔で奥の部屋に手招きした。何事かとそこへ行くと、ピアノが鎮座していたのだ。

それまでピアノを弾きたいとか、弾いてみたいとか、思ったことは多分なかった。


それでも、これは喜ばなければいけないシチュエーションだと、子供心に瞬時に察知して

「わあっ♪ すっごーい!」 

わざとらしく喜んだことを今でも覚えている。

流行りの言葉を使えば、4-5歳の子供が母親に忖度したということか。

そんな私の反応を見て、母は満足げにピアノレッスンの講師を手配して、それから18歳まで、レッスンは続くのである。

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ひねくれた見方をすれば、結局ピアノを弾くことがあまり好きにはなれなかった私は、母の自己満足に付き合わされたと言うことになるかもしれない。

高校生の頃には苦痛で仕方なかったピアノレッスン。

『娘にピアノを習わせてあげている♪』『続けることが大事、長年続けさせてあげている♪』そう考えている母に、止めたいとはどうしても言えなかった。





レッスンの後年は、殆ど練習をせずにヘラヘラとレッスンを受けていたのを、父も母も知らない。

だから、いつもニコニコと欠かさず送り迎えをしてくれた父と、当然のようにレッスン代を出す母(専業主婦だったが、お金の管理は母だった)に、とても申し訳なく思っていた。

そう思いながら、がっかりさせたくなくて言えなかった。






そんな複雑な思いも抱えつつ、いつもそこにあったピアノ。

そして、もうずっと触れていなかったピアノ。

結局大してモノにはならなかったけれど、おかげで音楽の成績は良かったし、役に立つことは幾つもあった。

習わせてくれた両親には、心から感謝している。


そんなピアノを、とうとう処分した。

認知症でグループホーム(認知症対応型共同生活介護)に入居している母に、一応話はしたけれど、きっと何もわかっていない。

分からない方が、幸せなことも多いように思う。



査定額は、7万円だった。


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趣味として、大人のピアノもいいなあと思う。ジャズピアノを弾いてみたい。
でも東京のマンションでは難しいよね・・・


大人のピアノ

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