実家の土地家屋を、父の逝去後、私の名義に変更するために、
法務局で『相続による所有権の移転登記』をしました。

『相続による』と一言で言っても、遺言書がある場合とない場合があります。

無い場合は、民法通りの分配(配偶者が1/2 子供は人数で残りの1/2を等分がよく聞くパターン)か、そうでなければ遺産分割協議で取り分を決める。

前記事にも書きましたが、銀行預金や現金以外をきっちり分配するのは不可能なので、遺言書が無ければ相続人みんなで話し合う遺産分割協議は自然の流れだと思います。それを書面にした『遺産分割協議書』を添付して、移転登記や名義変更を行うわけです。

『遺産分割協議』と言うと、TVやネットでは揉める話ばかり目にしますが、そうでない場合も結構あると思います。揉めない場合、話としてつまらないから目立たず、取り上げられないだけで。



終活ブームの鉄板アイテム?!自筆遺言書について

ところで、最近流行り?の自筆遺言書。

遺言書と言うと、お金持ちだけの話だと思っていたら、誰でも自分で作れるとあって、終活ブームを支える大きなアイテムの一つになってる気がします。

とにかく簡単に、遺言書を作ることが出来る。

とくれば、誰もがレッツ自筆遺言書♪ となっても不思議じゃない。

でも・・・ここに忘れてはいけない大きな落とし穴があります。

それは、自筆の遺言書は、家庭裁判所の検認を受けなければ金融機関や法務局、税務署などの全ての機関で受け付けてくれない、ということ。

受け付けてもらうためには、家庭裁判所で検認を受けるしかありませんが、これが結構面倒。。。

まず、

  ・被相続人(亡くなった方)の一連の戸籍と、法定相続人全員の戸籍を揃えて家庭裁判所に検認の申し立てを行い

  ・1~2か月後に、家庭裁判所から相続人全員に、遺言書検認日の案内が通知され

  ・検認日に遺言書を持参して、検認手続きを取る。

本当にざっとですが、こんな流れになります。

しかも、検認というのは、”確かに遺言書があることを明確にし、偽造や変造を防ぐ”ための手続きであって、その遺言書が有効かどうかを判断するものではないそうです。

ちなみに『自筆』とは本当に自分で書いたことを意味するので、パソコン作成の遺言書は無効だそうです。時代に見合ってない気もしますが・・・

また日付のないものや、明確でないもの(土地家屋の住所は登記簿表示ではっきり示す)など、細かい部分で不備があると問題ありです。

今どき手書きの書類を作るのって大変です。せっかくそうやって作っても、不備があって無効になったら何にもならない。

だから、自分亡き後、間違いなく効力を発揮する遺言書を作りたければ、私は公証人立会いの下で作る公正証書遺言書にすべきだと思います。
費用はかかりますが、大した金額ではありません。



公正証書遺言書と自筆遺言書


公正証書遺言は、作る時に公証人を立てて不備なく作っているので、遺族は面倒な検認の作業も不要だし、その遺言書は間違いなく有効です。

遺言書を作る側としては、公証役場でお金を払って作るほど財産があるわけじゃないけど、タダで自分の気持ちを遺言出来るなら作ってみようか・・・という気軽なパターンも多いのでは?

実は、自筆遺言書は作成時に費用がかからないだけで、本当に実行するには、遺族が費用をかけなければいけません。

つまり検認のための費用で、1通800円それと連絡用の郵便切手代です。
これだけなら、千円程度ですが、検認申請するための書類の費用もかかります。
相続人の戸籍謄本は1通450円(×人数分)。

そして問題は被相続人(亡くなった人)の生まれてから亡くなるまでの切れ目のない戸籍謄本(除籍謄本・改製原戸籍謄本)です。ちなみに私の父の場合は4千円程度ですみましたが、人によってはもっとだいぶ多くなるようです。

『生まれてから亡くなるまでの切れ目のない戸籍』とは、亡くなった方の相続人の人数等を確認するために絶対に必要な書類(隠し子がいないか等)なので、自筆遺言書の検認に限らず、不動産の相続登記や、預貯金の名義変更時などにも求められます。

逆に言えば、公正証書遺言書には必要がないというだけで、その遺言書の中身を実行するには、やはり必要な書類です。

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今回は、私が遺産分割協議で行った相続登記のことをまとめようと書き始めたにも関わらず、思わず脱線です。

私自身は、出来れば公正証書遺言書を作りたいと思っていますが、それは単に私の考えに過ぎません。

遺族間で揉めることが想定される場合は、どちらにしろ遺言書はあった方が良いでしょうし、それに毎年書き改めるような場合は、自筆の方が都合が良いことも多いでしょう。何より法律に則って不備の無い自筆遺言書を作成していれば、何ら問題はありません(検認は必須)。

人によって、家族によって、考え方や良い方法は様々ですので、ご参考程度になれば幸いです。


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