俳優の砂川啓介さんが、がんのため80歳でお亡くなりになったという記事がありました。

奥様の大山のぶ代さんの認知症発覚後、夫の砂川さんにがんが見つかり、砂川さんは病気療養を続けながらも、奥様を残して先に逝けないと語ったエピソードを何度か拝見していたので、ご逝去の報に接し、切なくてやるせない気分になりました。

どんなに気がかりで心残りだったろうと。

お二人には子供がいなかったそうで、だからなおさら砂川さんは気がかりだったに違いなく、我が家も子供がいないので、そのお気持ちを思うと、本当に切なくて切なくて。

残された奥様を心配する声が多いようですが、生前の佐川さんがしっかり道を作って下さっている筈。奥様に判断能力が無くなり、自分の人生の終着も見えた時、先に逝けないとおっしゃいながらも、万が一を見据えて、出来ることやすべきことをなさったに違いないと思います。

と言うのも、認知症の母をもつ私でさえ、万一娘よりも母が長生きした場合を考えるからです。母は認知症なだけで、他の内臓機能や運動能力などは今のところいたって健康なので、長生きすると思うのです。となると、娘である私や妹がこれからの人生の中で、大病になることもあるし、認知症になる場合だってあるし、突然事故に巻き込まれることだってあるわけです。

そうなった時、施設に入居する母(まだ自宅住まいですが、数年後にはそうなっているでしょう)の生活が、娘がいなくても、変わらず滞りなく成り立つこと、そこが重要です。具体的にはお金の問題になるでしょう。その施設を追い出されることがないように、亡くなるまで穏やかに暮らせるようにと考えます。

私レベルでもそうなので、奥様のために心を砕いた佐川さんならば、外野が余計な心配をせずとも、考えられるすべきことは全てされていたであろうと、勝手ながら思うのです。

ただ、何事にも代え難い、ご主人の顔を見ることで得られる安心感や喜びは、永遠に失われてしまいました。ですがどんなに最善を尽くしても、死は喪失感を伴います。認知症であることで、その喪失感による痛手を、あまり感じず済むであろうことは、皮肉にも幸いと言うべきかもしれません。

佐川啓介さん、大変失礼ながら、私は大山さんのご主人という認識しかありませんでしたが、NHKの初代体操のお兄さんとして人気を博した方だそうで、他にも情報番組の司会をされたりと、奥様に劣らないご活躍をされていたそうです。

ご冥福を心からお祈り申し上げます。



ブログ開始からあっという間に1週間。試行錯誤中にてバタバタとスミマセン。
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