いきなり要介護2と認定された母。
母はそんなに(頭が)悪いのかと、いつまでも嘆いているわけにもいかず、いよいよ介護プランを考えなければならなくなったけれど、何よりまずは、運転をやめさせなければならない。
移動は車が基本の土地柄で、無事故無違反のゴールド免許、おまけに30年位前、知り合いの警察官に運転がうまいと褒められたのが、未だに物凄い自信になっているからタチが悪い。その褒められ話、聞かされたのは何十回じゃきかないな(´・ω・`)
運転免許の更新時、75歳以上であれば、高齢者講習に加えて認知機能検査が行われますが、その前段階の70~74歳だと、高齢者講習(動体視力や夜間視力のチェック、座学、運転実技)のみです。
認知症と診断される1-2年前にこの高齢者講習を受けた母。
視力は問題ないし、短時間の会話も問題無し、運転もそつなくこなし、なんなく講習をパスしていました。
もしこの時点で認知症検査を受けていたら、多分問題ありで、強制的に免許返納出来ただろうに、世間的に75未満では認知機能に問題を抱える人は少ないという認識なのかしら???
いずれにしても、次の更新時には75歳を過ぎているので、間違いなく更新出来ないのはわかっていますが、それまでの間、野放しに運転させるなんて怖くて出来ません。
というのも、母の友人らにこっそり連絡を取ってみると、既に母が何度も道に迷っていることがわかりました。やはりそういう兆候は随所にあったんですね。
移動手段は車の土地柄だし、運転に自信を持っていて、常日頃から運転が好きだから♪と話す何かとプライドの高い母に、免許を返納させるのは、本当に至難の業でした。
*母が受診の際は、必ず私か妹が同席します。
診察の間、先生は母のどうでもいい話をうんうんと聞きながら、「それはいいねえ」などと適当に相槌を打って、様子を見ています。そして、
「運転はどう?」といきなり先生。
きたっ!
運転はこう見えて得意なんです。まあ得意というか、警察の知り合いに上手いと褒められましてね・・・・・・と、いつもの話を嬉し気に話し出す母。
それをうんうんと聞く先生。
(「そろそろ運転はねえ・・・」とかなんとか言ってくれるんだわ♪ とちょっとワクワクしながら待つ私)
しばらくうんうん聞いてる先生。
じっと待つ私。
この流れで、母も返納に前向きになってくれるに違いない♪
ワクワク
そして、、、診察終了。
えーーーーーーー???(゚∇゚ ;)エッ!?
なんで?
何も言ってくれない。
なぜ?
うーん
面倒事は家族間でやってくれということか。。。ま、そういうことなら仕方ない。先生もそこまで構ってられないよね。Σ(´д`;)
もしかすると、あちこちから陳情めいたことが多くて対応しきれないから、公平に一切対応しないようにしてるのかもしれない、きっとそういうことだろう、などと考えて、一人納得していた私です。
診察後、母を待合室に戻し、先生と私二人だけの会話で先生が、
「・・・でも、独り暮らしだからねえ」
は?
こいつは何を言ってるんだ?!(ノ`Д´)ノ
自分が要介護2と認めた認知症患者に、独り暮らしだから運転やむなしってか?!
先生へ書いた手紙には、実は母が道に何度も迷っていたことなどを説明し、本来は家族で解決すべき問題だけど、そろそろ返納を考えるようにと先生からひとこと言って頂けると、本当にありがたいということを書きました。失礼がないように、頼み過ぎないようにと気を使いながら何度も推敲してまとめたものです。
既に危険な兆候は見えているから、一刻も早く、今のうちに、何か起こってからでは遅いから。そんな家族の切羽詰まった焦りの気持ちを前に、したり顔で「独り暮らしだからねえ」て、何なのこの人。
返納後の生活の不便さなんてのは、どうとでもなるわけで、そんなことを理由に運転させて、事故起こしたら責任取ってくれる?取らないくせにエラソーに、何をまぬけなことをほざいてるんだか。
生活の足が車の土地柄で、プライドの高い高齢者に、運転を止めさせることがどれほど難しいかを、この医師が知らない筈はないんです。
もうあまりの言い草に、怒りを通り越して、呆れ果てました。
でも・・・・・介護認定がおりても、運転は可能だそうで、実際そういう方は多くいらっしゃるようです。認知症に限らず、私が知らない様々なパターンがあると思うので一概に言ってはいけないことですが、少なくともこういうやり方のままでは、高齢者の事故はなかなか減らないように感じました。
*現在、母は無事故無違反のまま、免許返納致しておりますのでご安心ください。この記事では、返納させるまでの経緯を、あの時は大変だったなあ としみじみ思い出しながら書いてます。

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母はそんなに(頭が)悪いのかと、いつまでも嘆いているわけにもいかず、いよいよ介護プランを考えなければならなくなったけれど、何よりまずは、運転をやめさせなければならない。
移動は車が基本の土地柄で、無事故無違反のゴールド免許、おまけに30年位前、知り合いの警察官に運転がうまいと褒められたのが、未だに物凄い自信になっているからタチが悪い。その褒められ話、聞かされたのは何十回じゃきかないな(´・ω・`)
70~74歳の高齢者講習では、認知機能検査は行われない
運転免許の更新時、75歳以上であれば、高齢者講習に加えて認知機能検査が行われますが、その前段階の70~74歳だと、高齢者講習(動体視力や夜間視力のチェック、座学、運転実技)のみです。
認知症と診断される1-2年前にこの高齢者講習を受けた母。
視力は問題ないし、短時間の会話も問題無し、運転もそつなくこなし、なんなく講習をパスしていました。
もしこの時点で認知症検査を受けていたら、多分問題ありで、強制的に免許返納出来ただろうに、世間的に75未満では認知機能に問題を抱える人は少ないという認識なのかしら???
いずれにしても、次の更新時には75歳を過ぎているので、間違いなく更新出来ないのはわかっていますが、それまでの間、野放しに運転させるなんて怖くて出来ません。
というのも、母の友人らにこっそり連絡を取ってみると、既に母が何度も道に迷っていることがわかりました。やはりそういう兆候は随所にあったんですね。
移動手段は車の土地柄だし、運転に自信を持っていて、常日頃から運転が好きだから♪と話す何かとプライドの高い母に、免許を返納させるのは、本当に至難の業でした。
かかりつけ医に免許返納の口添えを依頼するも・・・
プライドの高い母に、最も効果的に諭すことが出来るのは医者だ!とピンときた私は、かかりつけの先生(認知症の専門医)に、先生から母に返納を促すよう言って欲しいとお願いしました。口頭でかくかくしかじかとお願いする時間を割けないので(私が遠方だからでなくて先生が忙しいから)お願いしたい内容を手紙にして看護師さんに渡しておきました。*母が受診の際は、必ず私か妹が同席します。
診察の間、先生は母のどうでもいい話をうんうんと聞きながら、「それはいいねえ」などと適当に相槌を打って、様子を見ています。そして、
「運転はどう?」といきなり先生。
きたっ!
運転はこう見えて得意なんです。まあ得意というか、警察の知り合いに上手いと褒められましてね・・・・・・と、いつもの話を嬉し気に話し出す母。
それをうんうんと聞く先生。
(「そろそろ運転はねえ・・・」とかなんとか言ってくれるんだわ♪ とちょっとワクワクしながら待つ私)
しばらくうんうん聞いてる先生。
じっと待つ私。
この流れで、母も返納に前向きになってくれるに違いない♪
ワクワク
そして、、、診察終了。
えーーーーーーー???(゚∇゚ ;)エッ!?
なんで?
何も言ってくれない。
なぜ?
うーん
面倒事は家族間でやってくれということか。。。ま、そういうことなら仕方ない。先生もそこまで構ってられないよね。Σ(´д`;)
もしかすると、あちこちから陳情めいたことが多くて対応しきれないから、公平に一切対応しないようにしてるのかもしれない、きっとそういうことだろう、などと考えて、一人納得していた私です。
独り暮らしだからねえ
診察後、母を待合室に戻し、先生と私二人だけの会話で先生が、
「・・・でも、独り暮らしだからねえ」
は?
自分が要介護2と認めた認知症患者に、独り暮らしだから運転やむなしってか?!
先生へ書いた手紙には、実は母が道に何度も迷っていたことなどを説明し、本来は家族で解決すべき問題だけど、そろそろ返納を考えるようにと先生からひとこと言って頂けると、本当にありがたいということを書きました。失礼がないように、頼み過ぎないようにと気を使いながら何度も推敲してまとめたものです。
既に危険な兆候は見えているから、一刻も早く、今のうちに、何か起こってからでは遅いから。そんな家族の切羽詰まった焦りの気持ちを前に、したり顔で「独り暮らしだからねえ」て、何なのこの人。
返納後の生活の不便さなんてのは、どうとでもなるわけで、そんなことを理由に運転させて、事故起こしたら責任取ってくれる?取らないくせにエラソーに、何をまぬけなことをほざいてるんだか。
生活の足が車の土地柄で、プライドの高い高齢者に、運転を止めさせることがどれほど難しいかを、この医師が知らない筈はないんです。
もうあまりの言い草に、怒りを通り越して、呆れ果てました。
でも・・・・・介護認定がおりても、運転は可能だそうで、実際そういう方は多くいらっしゃるようです。認知症に限らず、私が知らない様々なパターンがあると思うので一概に言ってはいけないことですが、少なくともこういうやり方のままでは、高齢者の事故はなかなか減らないように感じました。
*現在、母は無事故無違反のまま、免許返納致しておりますのでご安心ください。この記事では、返納させるまでの経緯を、あの時は大変だったなあ としみじみ思い出しながら書いてます。

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